マンスリーマンションは、ホテル業と賃貸業の中間に位置する市場にて居住用スペースを提供するサービスで、一般的には賃貸アパートやマンションに家具・家電を設置し定期借家契約を用いて運営し、日数単位の短期利用から月単位、年単位の長期利用まで様々な方が利用しています。特徴としては、初期費用が安く、必要な期間だけ利用することができる点といえるでしょう。 ただ、ホテル業と賃貸業の中間に位置する市場であることも影響して、実際には各企業ごとに運営形態も異なっており、マンスリーマンションの運営定義というのが存在していません。要するに「マンスリーマンション」という言葉は、利用者が必要とする期間でお部屋を借りることができるというサービスをイメージしやすくする為、抽象的表現として使われているのが現状です。 実際に運営されているマンスリーマンションの運営形態を大きく分別するならば、下記2つに分別されると思われます。
① 賃貸業において賃貸借契約を締結し部屋を提供している形態
② 旅館業にて利用者を宿泊させて部屋を提供している形態
上記2つにおいては、建物の種類も監督省庁も遵守する法律が異なり、根本的にビジネスモデルが違っています。
当協会では、前者の賃貸業において部屋を提供する形態を主体に活動をしていく予定ですが、現状の市場を踏まえて会員に対して建物の種類に準ずる法令を遵守するよう推進しています。